DIY初心者必見!エポキシ樹脂の使い方と特徴まで丸わかりガイド!

レジン…今ではDIYやハンドメイドの世界では欠かせない存在になってきている素材ですよね。
とはいえ、使ったことない人にはどんな種類があるのか、どんな使い方をするのか、いくらくらいするのかよくわからないものです。

そんなレジンは大きく分けて二種類あります。より流通していて皆さんが思い浮かべやすいのはUVレジンという種類です。
もう1つがUVレジンと比べると少し影がうすいエポキシ樹脂(エポキシレジン)という種類。今回は特にこのエポキシ樹脂に焦点を当てて紹介していきますね♪

個人的にエポキシ樹脂はUVレジンよりもおすすめな点がいっぱいあります。
そんなエポキシ樹脂について知ってい置けば、DIYで作れる作品の幅がとっっっても広がりますよ!
一緒にレジンの使い方や特徴について一緒に見ていきましょう!

この記事で分かること

  1. エポキシ樹脂の特徴
  2. エポキシ樹脂の使い方
  3. エポキシ樹脂のメリットとデメリット

あやぽん

     

30代のweb系OL、ペット(フェレット)を10年飼っていて最近お迎えが来てしまい落ち込み気味。。。そのことをキッカケに愛するペットの形見を残したいと思い、調べるうちにレジンアクセサリーにたどり着き、ハッピーレジンで形見アクセサリーを注文。ハッピーレジンの職人さんの対応や志に感動をして「レジンという形で思い出を残せる」発信をブログで始めることにしました。

エポキシ樹脂って何?

エポキシ樹脂は透明な液体の合成樹脂で、硬化剤と呼ばれる液体と混まぜることによりカチカチに固まります。「エポキシレジン」も呼び方が違うだけでエポキシ樹脂のことを指します。

透明な素材で混ぜて時間を置くだけで固まるという手軽さから、今ではエポキシ樹脂は広く用いられています。DIYやハンドメイドではもちろん、工業用にも用いられることもあるんです!

\エポキシレジンならこんなものも作れる!/

レジンアートの作品例

UVレジンとの違い

エポキシ樹脂とよく比較されるUVレジン。一言でレジンといってもその違いは様々です。
特徴も違えば得意なことも違うので、UVレジンについてもしっかり学んでおきましょう!

違い エポキシ樹脂 UVレジン
硬化の仕方 2液を混ぜる UVを当てる
におい 比較的強い 比較的弱い

硬化の仕方

UVレジンはその名の通り紫外線を当てると硬化します。UVライトや太陽光で硬化させることができ、硬化にかかる時間も速いとものの数分と早いです。
しかし、光の当て方が不十分だったり質の悪いレジン液だったりすると出来上がったときに表面がべたつくことがあるので注意が必要です。

一方エポキシレジンは上でもふれたように、レジン液に硬化剤と呼ばれる液体を混ぜて固めます。エポキシレジンの硬化時間はUVレジンより長く、数時間から一日ほどかかります。

におい

エポキシレジンは硬化する前は強烈なにおいがしますがUVレジンはあまり強くありません。
とはいえUVレジンを扱うときも喚起をしておくとよいでしょう。

>>プロのレジンアートはこちら

エポキシ樹脂の特徴は?

ここまでエポキシ樹脂とは何か見てきましたが、ここからはもっと詳しくエポキシ樹脂の特徴について見ていきましょう!
私が感じたエポキシ樹脂の特徴は下のリストにまとめてみました!

エポキシ樹脂の特徴

  1. 透明度と光沢が強い
  2. 大型の作品を作りやすい
  3. 接着性が高い
  4. タフな環境に強い
  5. 固まると無害
  6. 硬化に1日2日かかる
  7. 強いにおい
  8. 耐熱性が低い
  9. ものによっては変色するかも
  10. 混ぜる時に発熱する

透明度と光沢が強い

エポキシ樹脂は透明度がとても高く見た目も高級感があるのが特徴です。また、表面を磨くとツヤのある光沢が生まれ、さらに高級感のある魅力的な仕上がりになりますよ♪

花のレジン保存

磨くのは少し大変ですが、目の細かい耐水ペーパーでちょっと磨いてあげるだけで仕上がりのきれいさが格段にUPしますよ!

大型の作品を作りやすい

光を当てないと固まらないUVレジンと比べてエポキシ樹脂は二種類の液体を混ぜれば勝手に固まるため、大きな作品も作りやすいです。

最近ではレジンを使って4人掛けのテーブルやギターなどの大きな作品を作っている人もいますよ!

接着性が高い

レジンは接着力も高く様々な素材とくっつくため、レジンの中に閉じ込めたり、別のパーツ同士をくっつけて大きいパーツにしたりできます。
テフロン加工などの一部のくっつきづらいものには接着できませんが、木材や貝殻、ガラスに金属といったものともくっつくためDIYやハンドメイドで使う素材との相性は抜群です!

タフな環境に強い

レジンは一度硬化させるととっても強くなります。
まずは耐水性。水を全く通さないので、例えば中に何か閉じ込めたものが湿気に弱かったりしても水分さえ抜いておけば腐ることはほぼないでしょう。

また耐衝撃性も強く、落としたくらいで割れることはほぼありません。また硬いものを落としても表面に軽く傷がつく程度で済みます。

薬品にも強く、特にアルカリ性の液体に対して強さを発揮します。日常生活で使うことはあまりないですが…(笑)

固まると無害

エポキシ樹脂が液体のときは少し蒸発する性質があり、蒸発したものを大量に吸い込むと有害です。また、液体のレジンが手につくとアレルギー症状が出ることも。
でも、硬化してしまえば人体にはまったくもって無害になります。

使用するときは換気と手袋を忘れずに身を守りましょう!

硬化に1日2日かかる

UVレジンの硬化時間が数分から数時間なのに対し、エポキシ樹脂の硬化時間は長いと1日以上かかります。
しかし、裏を返せば調整がききやすいということでもあります。
レジンを使ったDIYやハンドメイドにおいての天敵は気泡です。型に入れる時にある程度気泡が入ってしまっても修正がききやすいですよ!

強いにおい

エポキシ樹脂はにおいがすごく強烈です。特に硬化液がとっても臭いです!(笑)
とはいえものによってはにおいが少ないレジン液もあるので、においが苦手な人は使ってみてください!

このレジン液はにおいが少なくて完成形もきれいだったのでおすすめですよ♪

耐熱性が低い

一般的なアート用レジンの耐熱温度は50度ほどのことが多いです。50度まででも温かくなるにつれやわらかくなりますが、冷やせば硬さが復活します。それ以上になってしまうと元の形に戻らなくなってしまいます。
なのでキッチンの鍋敷きにはもちろん使うことができませんし、コースター等も注意したほうがよいでしょう。

耐熱レジンも売っているので、用途によってはこちらも検討してみてください!

ものによっては変色するかも

エポキシ樹脂は経年劣化をして表面が黄色く変色(黄変)していきます。とはいえ、多くのレジンは数年は黄変することはないです。
レジン液によりますが長いものだと10年以上変色することがないものもありますよ!
また、エポキシ樹脂は紫外線に弱いので直射日光の当たるところにおいておくと劣化が早くなってしまいます。

作ったばかりなのに黄変している場合は硬化剤が酸化している可能性があります。その場合、硬化剤が元々黄みがかっているのでチェックしてみましょう。

混ぜる時に発熱する

エポキシ樹脂の硬化は化学反応によって進みますが、この化学反応は発熱を伴います。
そのため、たくさんのエポキシ樹脂を一気に混ぜてしまうと温度が上がりすぎてしまい硬化が早まってしまいます。
最悪の場合、レジンが焦げてしまったり発火してしまったりする恐れもあるため、レジン液をたくさん用意する必要がある場合も小分けにして少しずつ混ぜるようにしましょう。

エポキシ樹脂を使ってみよう!

エポキシ樹脂の特徴がわかってきたところでDIYやハンドメイドの時にどうやって使うかを見ていきましょう。
使い方さえ覚えてしまえば便利な材料なのでこの機会に学んでみましょう!

作るときに必要な道具は?

まずは道具と材料をそろえましょう!よく使う材料は次の通りです。

準備するもの

  1. エポキシレジン
  2. 硬化剤
  3. 着色剤
  4. 混ぜる容器
  5. スティック
  6. 手袋
  7. マスク
  8. エンボスヒーター
  9. 電子はかり
  10. 入れたいパーツ
  11. 着色料
  12. 耐水ペーパーやコンパウンド

デザインを考える

まずは完成したときにどのような形になるかデザインしましょう。
オブジェなら置く場所を意識して、アクセサリーなら合わせる服を意識するとほかのアイテムと調和してオシャレになりますよ!

インスタやブログで様々な人がハンドメイド作品の写真を上げているのでたくさん見てデザインの参考にしてみましょう!

主剤と硬化剤を混ぜる

デザインが決まったら早速レジン液を作る…前にまずは換気と手袋、マスクを準備しましょう。手袋はゴム製など水分を通さないものにし、マスクもできれば防毒マスクをしておくと安心です。

準備が出来たらレジン液を作ります。レジン液によって割合は変わりますが、指定の割合に従ってレジンと硬化剤を混ぜます。デジタルのはかりを使うと計量しやすいですよ!
ここでしっかり混ぜておかないと後で硬化不良を起こしてしまうので、気を付けましょう。

レジン制作の配合・着色

型に流し込む

液を混ぜたら用意した型に流し込みましょう。このタイミングでレジンに閉じ込めたいものを一緒に入れておきましょう。
ここで重要なのは気泡を取り除くことです。型に注ぐときはゆっくり、注いだ後にできた気泡は先の細いものでつぶしたり、エンボスヒーターで温めて気泡を飛ばしましょう。

このエンボスヒーターは温度調整も簡単で使いやすくおすすめですよ!

型から取り出す

しっかり固まったら型を取りましょう。
仕上げに耐水ペーパーやコンパウンド磨いてあげるととってもきれいな仕上がりになりますよ!

アクセサリーにしたい方はパーツを付ければ完成です。

>>プロのレジンアートはこちら

難しかったらプロに任せてみよう!

正直、DIYをやったことのない人にはレジンは少しハードルが高いとも思います。
また、中に封じ込めたいものが大切なものだったら失敗はできませんよね…

そんな方はプロに任せるという選択肢もあります。今ではレジンアーティストの方がいろいろなサービスを行っています。その中でも私はhappyresinというアトリエがおすすめです!
私も以前お願いしたのですが、封じ込めたいものを郵送するだけでレジンアーティストの方が丁寧に作ってくれるので手軽にとってもクオリティの高いレジンアートができますよ♪

happy resinでは完成形のイメージや製作過程をLINEで送ってくれるため安心してお願いすることができますよ!