レジンアートは最近注目度が急上昇している趣味の一つです。アクセサリーにオブジェ、チャームなどレジンを使うときれいな作品を作ることができますが、時にはやっかいな問題に直面することも。
私も今までレジンアートをやってきて最もあるあるだと思うのが、硬化させたレジンの表面がベタベタになる現象です。
せっかく完成したと思ったのに実は台無しになってたこともあり、作っていく中でイライラのもとになってしまいます。しかし、レジンベタベタ問題には解決策があるのです!!
この記事では、レジンで数々の失敗をしてきた私がベタベタ問題の対処法について詳しく説明します!
レジンアートできることや魅力はたくさんあります。だからこそベタベタ問題のせいで皆さんの作品が美しさを損なってしまったり、レジンをやめてしまったりすることは避けたい!
そこで、正しい知識と技術を身につけて私と同じような失敗をしないように、より楽しんでレジンアートができるようにしていきましょう♪
- ベタベタの原因
- ベタベタの取り方
- ベタベタを防ぐために
何で表面がベタベタするの?
レジンアートをやっていると、硬化させたはずなのに表面がなぜかべたべたする…と思ったことがある人は多いはず。
このベタベタには大きく分けて次の5つの原因が考えられます。1つずつ一緒に見ていきましょう!
- レジン液の質が悪い
- レジンとアクリル絵の具を混ぜている
- ライトを当てる時間が短い
- 高温になりすぎている
- 硬化剤が足りない
レジン液の質が悪い
シンプルに安物のレジンだとしっかり硬化しきらず、表面にベタつきが残ることがあります。
これから本格的に趣味にしたい!知人へのプレゼントにしたい!と意気込んでいる方はちょこっと奮発してよいレジンを使ってみてはいかがですか?
アクリル絵の具を混ぜすぎている
UVレジン・LEDレジンの場合硬化させるためには紫外線やLEDライトをそれぞれ充てる必要がありものの、レジンに色を付けるためにアクリル絵の具を混ぜている場合は光が届きづらくなります。
光が届かないとキチンと硬化できずにベタベタの原因になってしまいます。
色付きのレジンやレジン用着色料を使っても色を入れすぎてしまったり型が大きすぎたりするとべたついてしまうこともあるので注意しましょう!
レジンにライトを当てる時間が短い
上の色付きレジンと同じでUVレジン・LEDレジンは硬化するのに光が必要です。
UVライトやLEDライトを当てる時間が短いと完全に硬化できずベタついてしまいます。
エポキシレジンの場合は光は必要ないのでライトを当てる時間は関係ありません。
温度が上がりすぎている
レジンアートで使うレジンは硬化させるときに熱が発生しますが、レジン自体あまり耐熱性があるわけではなく、高温になってしまうと柔らかくなってしまったり表面がべたついてしまったりしてしまいます。
一度硬化したものでも、真夏の車内などに放置してしまうと柔らかくなってしまうので注意してくださいね!
硬化剤の量が足りない
エポキシレジンはレジン液と硬化剤を混ぜたときの化学反応で硬化するレジンです。
二つの液の配分を間違ってしまうとうまく硬化できない硬化不良の状態になってしまいます。
特に硬化剤が足りないと、表面がべたべたしてしまいます。計量カップだけで測るとこのミスが多くなってしまうのではかりも使うとミスが少なくなりますよ!
どうやったらベタベタをとることができるの?
作ってみたもののベタベタしてしまったらそれで失敗なのでしょうか?この答えはNOで、作品の表面がベタベタしていても取る方法はあります。
ここでは私がやってみてとっても良かった方法を2つ紹介します♪
除光液
除光液に含まれていることの多いアセトンにはレジンを溶かす性質があります。
除光液を使って落とす際は次のようにしてやってみましょう!
- 着いたレジンをティッシュなどで拭き取って手を洗う
- 除光液をティッシュやキッチンペーパーにしみこませる
- ベタベタしたところをふき取る
- もう一回手を洗う
- ハンドクリームなどで保湿する
除光液は肌荒れの原因になるので、使った後はきちんと保湿してあげてくださいね!
除光液の代わりに消毒用アルコール(できれば無水エタノールのほうが良い)でも同じような方法でベタベタをとることができますよ!
レジン拭き取り液
レジン拭き取り液は作業時に机などについた硬化していないのレジンを拭き取るのに最適な洗浄液です。
布などに液を含ませて拭き取り、レジンを簡単に拭き取ることができますよ!
また、次のように使うことでシリコンモールドから硬化したレジンを簡単に取り出すことができますよ!
- 硬化したレジンを冷ました後、レジンクリーナーを小皿に移す
- 使い捨て筆や綿棒を使用し、ソフトモールドとレジンの隙間に少量のクリーナーを流し込む
- クリーナーが隙間に浸透した後、モールドを軽く押すだけで簡単に外せる
ベタベタしないようにするために
手や机などにレジン液がついてしまった場合の対策方法は皆さんもわかったと思いますが、作品の表面からベタベタした感触が取れない場合はどうすればよいのでしょうか?
実にシンプルな方法で解決することができますよ!
ライトをより長時間当てよう!
UVレジン・LEDレジンであれば効果に必要な光をきちんと当ててあげることが大切です。
同じライトでも長時間当ててあげたり、様々な角度から当ててあげたりすることでキチンと硬化してくれます。
また、このUVライトのように出力の大きいライトを使えば短い時間でもしっかり硬化してくれますよ!
良いレジン液を使おう!
レジン液の質も仕上がりに大きく関わってきます。安物だとどうしても硬化しづらかったり、劣化が激しかったりと安いなりの理由があります。
入門として初めて使ってみる分には良いと思いますが、趣味として続けていくにはどうしても機能的に不足があります。
ちょっとプラスでお金を出すだけで高品質で使いやすいレジン液を替えますよ!
また、レジンによって得意なこと(耐熱性、においが少ない、発色が良いなど)が違います。特色のあるレジンは多少お値段が上がるので、自分の作りたい作品のイメージに合わせてレジン液を選んでみてくださいね♪
ベタベタが肌についてしまったら…?
肌にレジン液のベタベタがついてしまったまま放置してしまうと触ったものにレジンがついてしまうだけでなく、レジンアレルギーの原因になります。
レジンアレルギーは合成樹脂(レジンアートで使うレジンなど)に対する過敏反応であり、主な症状は皮膚の湿疹や蕁麻疹などです。
原因は未硬化のレジンに含まれる化学物質によるものであるため、液体のレジンを触ったまま放置してはいけないのです。
最近はレジンアートの流行で症例も増加しているようです…
レジンを使うときは換気をして、お子さんやペットがいるおうちでは保管場所に気を付けましょう!