ペットが死んだら埋めるのはNGか?ペットを埋葬する時の注意点と供養方法を解説!

愛するペットと過ごす日々は私たちにとって癒しの時間でした。そんな当たり前が当たり前じゃなくなってしまった…。

いつかは来るとわかっていたペットの死ですが、やはり私も立ち直るのに時間がかかりました。

しかしいつまでも悲しみを引きずるわけにもいきません。ペットのためにも、しっかりとお別れをして天国に行ってもらいたいですよね?

私のペットは火葬をしましたが、土葬についても調べてみました。

最期までペットに寄り添うためにも、ぜひ参考にしてみてください。

本編では以下についてまとめています。

この記事で分かること
  1. ペットが死んだら埋葬しても問題はない?
  2. 埋葬する際の注意点は?
  3. 供養後にしないといけないこと

あやぽん

     

30代のweb系OL、ペット(フェレット)を10年飼っていて最近お迎えが来てしまい落ち込み気味。。。そのことをキッカケに愛するペットの形見を残したいと思い、調べるうちにレジンアクセサリーにたどり着き、ハッピーレジンで形見アクセサリーを注文。ハッピーレジンの職人さんの対応や志に感動をして「レジンという形で思い出を残せる」発信をブログで始めることにしました。

ペットが死んだら埋葬しても問題ないか?

ペットが亡くなった際、「自宅に埋葬したい」と思われる飼い主も多いと思います。
結論、自宅の庭などの私有地なら、ペットの遺体を土葬しても、法律上の問題はありません。

しかし、自宅の庭に埋めることは様々なリスクが伴うということも理解しておく必要があります。

あやぽん
あやぽん

家から離れた場所で納骨するよりも、もっと近くでペットを感じていたいので土葬という決断をしたのだと思います。方法とリスクも含めて理解していきましょう!

自宅の庭(一戸建て)に埋める

分譲一戸建ての場合は、敷地内にペットの遺体を埋葬しても法律的な問題はありません。しかし、ペットの遺体を公共の場所や海岸、山中などに無断で埋めることは、法律で禁止されています。法的にいえばペットの遺体は「一般廃棄物」に分類されるため、無断で埋葬する行為は無断でゴミを捨てるのと同等と判断されるためです。
土地借地権の契約など賃貸で借りている場合、たとえ契約期間でも埋葬には事前に貸主との同意が必要です。

たとえばインコやハムスターなどの小動物でも、土に還るまでは数年~数十年かかります。犬や猫であれば、それ以上の長い時間がかります。その間に異臭・害虫が発生するなどして、近隣住民に迷惑がかかる場合も少なくありません。ですので、土葬をするというのは結構難しいことなのかもしれません。

ペットを庭に埋葬する方法

それでも、近くにペットを感じていたい!どうしても自宅に埋葬したい!と思う飼い主、
あるいは、近隣にペット霊園やペット墓地がないというケースでは、自宅の庭に土葬すると決断されると思います。

この場合、近隣住民とトラブルにならないようにするためにも基礎的な知識を身につけておくことが大事になります。土葬の手順は以下の通りです。

この記事で分かること
  1. ペットの身体の5~10倍の深さの穴を掘る
  2. 石灰やダンボールを敷く
  3. タオルに包んで穴の中に寝かせる
  4. 上から土をかぶせる

穴の底に消臭効果のある石炭や土に返りやすいダンボールのほかに、草花などのペットの弔いを意味するものを一緒に入れてあげても良いですね。

あやぽん
あやぽん

ペットを庭に埋葬する際の注意点

続いて、ペットを庭に土葬する際の注意点を解説していきます。自宅の庭などにペットを埋葬するときは、以下の点に気を付けましょう。

異臭発生のリスク

遺体は日を追うごとに腐敗が進むため、ペットの遺体を火葬せずに埋めてしまうと、異臭が発生してしまいますし、仕方のないことです。ですので、土葬をする際はなるべく深い穴を掘る必要があるんです。
穴の深さが足りないと、異臭が発生して近隣住民とトラブルになったり、野生動物などに掘り起こされたりする可能性があります。

あやぽん
あやぽん

土葬をした後にトラブルになって移動させるなんてことはいやですよね。
異臭発生を防ぐためにもしっかりと対策しましょう!

害虫発生のリスク

自宅の庭に土葬する場合、浸水しやすい場所や水道管が埋まっている場所の近くに埋めてしまうと、環境汚染につながる可能性があるので気をつけましょう。具体的には、遺体の分解時に発生する菌や虫などにより、水質が汚染される可能性があるんです。

環境汚染が進んでからでは遅いため、火葬してから埋骨するという手段もありますので、検討してみるのも良いでしょう。

あやぽん
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引っ越し時のリスク

たとえ持ち家でも、いずれ手放すことがあるかもしれません。埋めた遺体は、土に還るまでは数年~数十年かかると言いました。引越し時にそのままにしてしまうと、自分の土地ではない場所に土葬していることになるため、法律違反になりますし、もめごとになる可能性もあります。

ですので、引越しの予定がある、あるいは今後の見通しがはっきりしないなら土葬は避けたほうがいいかもしれません。この場合、ペットを火葬し、骨の状態で引越しするまでの間、自宅で供養して、引越し後に埋葬をするという方法もおすすめです。

リスクの少ないペットの供養方法5つ

これまで、土葬をする方法やリスクについて話してきましたが、土葬をするリスクを知って、考えが変わった方もいるかもしれません。ここでは、リスクの少ないペットの供養方法を5つ紹介します。

この記事で分かること
  1. 火葬後に埋骨する
  2. 納骨する
  3. 散骨する
  4. プランター葬をする
  5. 手元供養をする

火葬後に埋骨する

どうしても自宅の庭に埋葬してあげたいけど、土葬のリスクを考えると厳しいな…、、と考えている方におすすめの方法です。土葬をする際には考えなくてはならなかった、「腐敗」を考えずに済むからです。

ペット霊園での火葬、供養をする方法もありますが、近年ではペット火葬業者に頼んで火葬してもらうことは一般的になってきているようです。業者によってプランはさまざまですが、家の前で火葬をしたり、お骨を上げるところまでできるのでおすすめですよ。

私も実際に火葬業車にきてもらいました。近所の人の目が気になるかなと思ったのですが、車は周りから見ても目立たないようになってました!火葬してから埋骨しようと考えている方にとてもおすすめの方法です!

あやぽん
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おすすめのペット火葬業者はこちらです。

納骨する

自宅に庭がない方やマンション住まいの方は、ペット霊園などの納骨堂に遺骨を預ける方法が一般的になります。
霊園のなかには、ペットと飼い主が一緒に入れるお墓もあるので、同じお墓に入りたいと思う飼い主は、霊園に確認してみてください。

散骨する

散骨とは、遺骨を粉状にして、思い出の場所や山、海などにまいて供養する方法です。
自然に還りやすいことから「自然葬」 とも呼ばれています。
トラブルが少ない、管理する必要がないなど、たくさんのメリットがありますが、遺骨が残らないデメリットもあります。

法律で禁止される地域や許可なく他人の土地に散骨すると、トラブルに発展するおそれがありますが、基本的に散骨する場所は私有地でなくとも、許可があれば基本的には問題はないです。

あやぽん
あやぽん

ペットとの思い出のつまった場所へ散骨に行くのも良いですよね。

プランター葬をする

ハムスターや小鳥などの小さなペットに限定されますが、プランターを使った土葬ができます。
プランターを使った土葬は環境汚染のリスクがなく、引越し時に掘り起こす必要もありません。ただし、火葬しない場合は、やはり庭への土葬と同様、異臭・害虫などが発生するリスクがあります。

プランター葬をする際は石灰や腐葉土・肥料などを用いて、遺体の分解がうまく進むよう適切な処理を行ないましょう。

手元供養をする

手元供養とは、遺骨をお墓などに入れず自宅で供養する方法です。
ペットをより身近に感じられるとてもおすすめの方法なんです。

遺骨やペットの遺毛をレジンで閉じ込めたアクセサリーなど、身につけられるものもあれば、プレートにして家に飾っておくこともできます。
約10年もの間綺麗な状態ですので思い出も色褪せることはないです。いつでもペットと過ごせてるような感覚になれるはずです。

あやぽん
あやぽん

供養の仕方は人それぞれです。一番大切なのは飼い主、つまりあなたの気持ちです。あなたが納得できる供養をしてほしいです。

供養後にしないといけないこと

犬を飼っている方は狂犬病予防法で犬の登録が義務づけられています。そのため犬が亡くなった後は、「死亡届」を提出しなくてはなりません。自身の市町村に確認して手続きをしましょう。死亡届は亡くなってから30日以内に提出しなくてはならないので、できるだけ早い対応が必要になります。(参考:狂犬病予防法

また、ペット保険に加入されている場合は、ペットが亡くなったことを保険会社に報告し解約の手続きをしなくてはなりません。動物病院での診断書やペット火葬の領収書が死を証明するものになりますので、必ず取っておきましょう。
加入されている保険によっては、ペット葬儀や仏具を購入した費用の一部を受け取れる場合もあります。

手続きに関しては難しい部分もあるかもしれませんが、これがペットにできる最後のお世話になるので、今までありがとうという気持ちで取り組んでみてほしいです。

あやぽん
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