愛犬が死んだらやるべきこと。~ペットの別れと向き合うために~

愛するワンちゃんの死。いずれ来るものだと頭ではわかっているけれど考えたくないものですよね。
いつもしっぽを振って甘えてくるワンちゃんがある日突然いなくなるのはつらいものです。

いざ、死んでしまったら何をすればいいの?
旅立っていくワンちゃんを最後まで見送ってあげるために、やるべきことはたくさんあります。
けど、やらなきゃならない時は急に来ます。気持ちの準備なんてできたものじゃありません。

やるべきことをきちんと知っておかないとバタバタしてしまったり、失った悲しさで動けなくなってしまいます。
何より、自分が納得する形で送り出せないとこれからも後悔することになってしまうことに。

知っておくのに早すぎるということはありません。
いざというときのために、飼い主としてやらなきゃいけないことを知っておきましょう!

また、ワンちゃんとの思い出を残しておく方法や悲しみを乗り越える方法も一緒に紹介しますね!

この記事で分かること
  1. 遺体安置の仕方
  2. 供養の仕方
  3. 気持ちの切り替える方法

あやぽん

     

30代のweb系OL、ペット(フェレット)を10年飼っていて最近お迎えが来てしまい落ち込み気味。。。そのことをキッカケに愛するペットの形見を残したいと思い、調べるうちにレジンアクセサリーにたどり着き、ハッピーレジンで形見アクセサリーを注文。ハッピーレジンの職人さんの対応や志に感動をして「レジンという形で思い出を残せる」発信をブログで始めることにしました。

愛する犬との別れ

ワンちゃんはかけがえのない家族の一員です。だからこそ、愛犬が亡くなったときは本当につらい瞬間です。

しかし、愛犬の最期を迎えたときには、しっかりと向き合って適切な手続きをすることが大切です。
でも、亡くなってから動き出すのでは遅いこともあり、スピーディーに対応しなくてはならないものも。

ワンちゃんが元気なうちから何をするべきか知っておくことが大事です。
愛犬をきちんと供養できるように、一緒にやるべきことを見ていきましょう!

あやぽん
あやぽん

私も最初のペットを亡くしたときは、何をすればいいのかわからずおろおろしてしまいました。
今になってもその子をちゃんと遅れていたのかどうか、自分でもわかりません。
私みたいに後悔しないように、すべきことを整理しましょう!

まずは体をキチンと安置しておく

ワンちゃんが亡くなってしまうと、人間と同じようにすぐに死後硬直が始まってしまいます。
また、時間がたつと体液が出てきたりもします。

早い段階でしっかり安置することで、ワンちゃんの体を葬儀まで状態よく置いておくことができますよ。

姿勢を整えて清める

愛犬が亡くなって最初に行うべきことは、ワンちゃんの姿勢を整えることです。
眠っているときのような姿勢に整えてあげます。このときに、目が明いていたら優しく閉じてあげましょう。

もし、硬くなり始めているのであれば無理に動かす必要はありません。
無理に動かすことで関節が外れたり、骨が折れたりしてしまう恐れがあります。

お湯で濡らした布などで優しく愛犬を清めます。今までの感謝の気持ちを込めて拭いてあげてくださいね。
口から体液が出てくることもあるので、姿勢を整えたり清めたりする際はペットシートやいらないタオルなど吸水性が高く、捨てられるものの上でやるようにしてください。

汚れが残っていると腐敗したり虫が寄ってきてしまう原因になりますので、清潔にしてあげましょう。

棺に入れて安置する

お清めが終わったら、愛犬を棺に入れて体を安置します。
棺自体は段ボールでも十分ですが、最近はペット用の棺がペットショップやインターネットなどで買うことができます。自分とワンちゃんのイメージに合わせて用意してあげましょう。


棺を用意したら体を入れます。安置して時間がたつと体液が出てくるため、姿勢を整える時に使ったペットシーツやタオルもきれいであれば敷いてあげましょう。汚くなっていたら交換したうえで体を入れてください。

体を入れたらおなかあたりにドライアイスや保冷剤を入れて内臓が腐らないようにしましょう。普通の氷や保冷剤だと水分がワンちゃんについてしまうので体が傷みやすくなります。
ないよりはあったほうがいいですが、ドライアイスがベストな選択です。


体を冷やしてあげたら、余っているシーツやタオルで体をくるみ、ふたを閉めて保管しましょう。

ワンちゃんの体は冬でも数日、夏だと1日2日で傷んでしまいます。
お葬式をきれいな姿で迎えるための時間を稼ぐためには、安置をきちんとやってあげる必要があります。

犬の死亡届を提出する

ワンちゃんは狂犬病などの感染症のためにワクチンを接種していますよね。それを管理するためにそれぞれの自治体で各ワンちゃんをデータとして登録しています。

ワンちゃんが亡くなったら、地元の自治体に犬の死亡届を提出して登録を抹消しましょう。すると、予防接種の案内などが来なくなります。

電子申請で必要な書類を提出できるところや窓口での提出が必要なところなど、提出方法についてはお住まいの地域の役所に問い合わせてみてください!
また、提出先も地域によって異なることがあるので注意しましょう。

提出書類に記入する内容には次のようなものがあります。

  • 記入日
  • 飼い主の氏名、住所、電話番号
  • 命日
  • 犬の種類、毛色、名前、生年月日、性別、特徴
  • 鑑札
  • 注射済票

葬式、火葬の相談をする

ワンちゃんをどのように送り出すかを決めるのは難しいことかもしれませんが、葬式や火葬について事前に考えることは重要です。
どうしても決めることが多いので、ある程度先に考えていかないとドタバタしてしまいます。

主にイメージしといたほうがいいのは次のポイントです。

  • セレモニーをするか火葬のみか
  • 予算感
  • 誰が立ち会うのか
  • 個別葬か合同葬か
  • どの業者に頼むか

最近ではペット専門の葬儀業者も多く、それぞれでサービス内容も違います。どういう形でワンちゃんを送り出してあげるか、予算とやりたいことを決めておくだけでむスムーズに進みますよ!

合同葬では骨を持って帰れないことが多いですが、個別葬に比べて割安です。
行政機関が運営する火葬場で焼いてくれることもあり、民間の業者よりもさらに安いこともあります。
しかし、クリーンセンターなどだと場所にもよりますがごみと一緒に焼かれる場合もあります。

遺骨をとっておきたいなら個別葬がおすすめです。
焼き上げる時に窯に入れるワンちゃんが一匹だけなので、火葬した後に骨を集めることができる場合が多いです。コストは合同葬より割高になることが多いですが、プロなので丁寧に対応してくれる業者も多いですよ!

火葬

ワンちゃんとの最期の時間を気持ちよく過ごすために、そして業者とのトラブルを避けるためにどういう形で焼いてもらえるのかは確認をとるとよいでしょう。

あやぽん
あやぽん

私のときは個別葬でやりたかったけど、どこの業者にお願いすればいいのか迷っていました。
そこで見つけたのがペット葬儀110番
プランもそれぞれ分かれていて、自分の理想に近い形で見送ることができますよ♪

遺品や写真を保存する

ワンちゃんの体に触れることができなくなっても、過ごした時間はいつまでも記憶に残ります。
いつまでも楽しい思い出を感じられるように、遺品をとっておくのがおすすめですよ!

形見をきれいに保存する

ワンちゃんが使っていたものをそのままを形見として保存しましょう。
首輪やお気に入りのおもちゃなど、愛犬が好きだったアイテムをきれいに取っておくといいですよ!

また、遺骨や毛を取っておくのもおすすめです。
骨は時間がたっても劣化しづらく保管も簡単。箱などに入れておけばいつでも見れますよ!

毛の場合はちょっと注意が必要です。汚れていたり湿っていたりすると、大切な遺毛がすぐ劣化してしまいます。
保管する前に、ペット用シャンプーやおしゃれ着用の洗剤で洗った後、しっかり乾かしてあげましょう。

桐の箱やジップ付きポリ袋に乾燥材や防虫剤と一緒に入れておくと、傷んでしまうリスクを減らせます!

あやぽん
あやぽん

私はワンちゃんが好きだったタオルを今でも持っています。
いつもワンちゃんがくるまっていたので今でもぬくもりが感じられるようでおすすめですよ♪

遺品を活用する

ワンちゃんが残してくれたものをハンドメイドなどで加工するのもおすすめですよ!
例えば毛を加工してアクセサリーとして身に着けたり、愛犬の写真をアクリルスタンドにして飾ったりする人が多いですね。

普段から慣れている人は自分でハンドメイドしても楽しいですが、初心者にはハードルが高いのも事実です。
そんな私みたいな人はプロにお願いしてみるのもおすすめです。happy resinというアトリエでは、様々なものをレジンという透明な樹脂に閉じ込めることでオブジェやアクセサアリーを作ってもらうことができます。

仕上がりのイメージや進捗状況をLINEで細かく共有してくれるので大切な遺品を預けるのも安心ですよ!

悲しみと向き合い前を向くために

ここまで、具体的に行動するべきことを紹介していきましたが、結構あわただしくて大変そう・・・という感想を持った人もいると思います。
正直、バタバタして忙しいのは事実ですが、それよりも大変なのは悲しい気持ちを整理することです。

さみしい気持ちはやまやまですがいつまでも引きずっていてはメンタル的にもよくないし、亡くなったワンちゃんも天国で悲しむと思います。
喪失感から前を向くためにできることを一緒に見ていきましょう。

周りに打ち明ける

愛犬の喪失は非常につらいものです。悲しみや喪失感を感じたら、友人や家族に打ち明けることが大切です。
ワンちゃんを失ったつらい気持ちを伝えたり、生前のワンちゃんを知っている人と楽しかった思い出について語り合うのもよいでしょう。
しんどい気持ちに共感を得ることで、感情を整理しやすくなりますよ。

相談

犬の遺品を残す

愛犬の遺品を持ち続けることで、ワンちゃんとの絆をいつでも感じられるようになります。生前に使っていたおもちゃや遺品を使ったアクセサリーなどをとっておくことで、楽しい思い出を残すことができます。

亡くなったワンちゃんを忘れるのではなく、楽しかったものとして覚えておくことでつらい気持ちを軽くすることができますよ!

私はhappy resinさんでワンちゃんの毛をピアスにしてもらって毎日つけています!
かわいいデザインで元気なころのワンちゃんを感じられるので、暗い気持ちも吹き飛びますよ♪

ちゃんと送り出してあげる

愛犬の最期に立ち会って、彼らに最後のお別れを告げることが大切です。
お金を使えばいいということではなく、飼い主である自分が納得する、満足する形で送り出してあげることが重要です。

ここを妥協したりおざなりになったりしてしまうと後々悔やむことになってしまいます。
私も初めて送り出したときはバタバタしてしまっていまだに悔しいところもあります。
そうならないためにも早い段階から安置の方法やお葬式、死亡届などについて知っておくことが大切です。

無理に克服しようと思わないこと

最後に、悲しみや喪失感を無理に克服しようとしないことが大切です。
愛犬との別れは深い喪失であり、その感情を受け入れ、ゆっくりと前に進むことが大切です。
時間をかけて悲しみを癒し、愛犬の思い出を大切にしましょう。

無理に忘れよう、元気になろうと意識しすぎると、逆に強くつらい気持ちが付きまとってしまいます。
悲しいものは悲しいんです。ワンちゃんのことを思い出して思いっきり泣いてもいいんです。
気持ちに嘘をつくと自分を追い詰めてしまうので、自分の心に寄り添ってゆっくり進んでいきましょう。