愛するペットが亡くなってしまった…。心にぽっかりと穴が空いたような、そんな気持ちになると思います。
実際に私もペットの死に直面して、何をするにしても無気力だった時期がありました。
しかし、いつまでも現実から逃げていられません。
最期までペットに寄り添うためには、ペットの死を受け入れるしかないからです。
でも、どうやってこの悲しみを乗り越えれば良いのでしょうか?
いつでも思い出せるように、愛猫を近くに感じることができるように思い出や想いを形にできるペットのアクセサリーを作ろう!と考えました。あなたもそう考えてませんか?
実際にアクセサリーを身につけてみて、愛するペットが気づけば近くにいるような感じがしました。
そして、最期まで愛猫に寄り添うためには、猫が亡くなったあとの流れを知っておくことはとても重要です。
本編では以下についてまとめています。
- 猫が亡くなったあとにすることは?
- 供養の方法はどうしたらいいの?
- メモリアルグッズにする
本当に旅立ってしまったの?
愛猫が亡くなってしまったという現実は、なかなか受け入れがたいものですよね。
愛するペットが安心して天国へと旅立つことができるように、本当に亡くなったのかを確認することはとても大事なことです。
猫の死亡の確認については獣医師が行うことが最も確実な方法ですが、ご自身で猫の死亡確認をする場合は呼吸、脈、瞳孔反射でも確認ができます。難しい場合には死後硬直の有無で判断をしましょう。
心の準備ができていない場合、猫が亡くなっていないか確認するだけでも精神的につらいことかもしれませんが、大切なペットである愛猫の安否を知るためには必要な手順なんです。
天国に旅立った愛猫へ、最後のいたわりを
猫が亡くなったあと、遺体を正しく安置し保存することで、可愛らしい姿のまま最後のお別れを迎えることができます。遺体の安置の方法は以下の2点です。
- 身体を清める
- 安置する
からだを清めてあげよう
愛猫が亡くなったら、体が硬直をしてしまう前に、体を清めて体勢を整えましょう。
ブラッシングをして毛並みを整えたり、汚れている部分は湿らせた布で拭き取ってあげてください。
手足を内側に折り込み、眠っているような体勢にして寝かせてください。完全に死後硬直してしまった場合は、無理に体を動かさずにそのままでも良いです。
目や口が開いたまま亡くなってしまった場合は、優しく手で閉じてあげてください。
また、体液が漏れ出る場合は、ガーゼや脱脂綿などで押さえてあげましょう。
ペットの身体を綺麗にするのは、ペットにしてあげられる最後のお世話になります。しっかりと身体をキレイにしてあげましょう!
安置場所を用意しよう
まず棺とする段ボールなどの箱を用意します。棺とする箱は通常の段ボールで大丈夫ですが、猫の体重などによって移動の際に底が抜けることがないように納める前に箱の強度はよく確認しましょう。
棺の中にタオルや毛布などを敷いて、亡くなった猫の遺体をゆっくりと納めてください。この時に猫の脚を箱に納まるように軽く折りたたんであげましょう。
猫の死後硬直は死後30分~2時間ほどではじまります。猫の死後硬直がはじまると脚は曲がりにくくなるので、そのような時は無理に力を入れずにそのままにしましょう。
また、猫の遺体の脇・お腹のあたりにはドライアイスや保冷剤を当てましょう。しっかり冷やすことで猫の遺体の腐敗を防ぎ状態を保つことができるためです。遺体を冷やす場合は、急速に冷やす必要があるため、保冷剤でも構いませんが、ドライアイスのほうががおすすめです。そして、できるだけ涼しい部屋に猫の遺体を安置しましょう。このような処置をすることで2~3日ほど、猫の遺体を自宅で安置することができます。
複数のショップでドライアイスを購入しましたが、翌日に届いたのはここだけでしたのでとても助かりましたよ!
次はお葬式の準備を
愛猫を埋葬するには、皆どのような方法で行っているのか気になりますよね。
ここでは、猫の一般的な埋葬方法や特徴を紹介していきます。
- 火葬する
- 土葬する
- 地方自治体の引き取り
火葬をする2つの方法
火葬する場合にも2つ種類があります。これら2つのメリットとデメリットを紹介していきます。
- ペット火葬業者に火葬車での猫の火葬を依頼する
- ペット霊園といわれるペット供養の専用施設で猫を火葬・供養する
ペット火葬業者に火葬車での猫の火葬を依頼する
火葬車での火葬を依頼するメリット以下の2つです。
- 自宅まで迎えにきてくれる
- 個別火葬なので返骨をしてくれる
デメリットは以下の3つです。
- 法的な規制がほとんどないため、ごく一部悪質な事業者が入ってしまうことがある
- 移動ペット火葬の口コミはとても分かりにくい
- 移動ペット火葬紹介サービスは火葬当日、自宅に来るまでどこの誰がきてくれるのかは分からない
ペット霊園といわれるペット供養の専用施設で猫を火葬・供養する
ペット霊園でペット供養の専用施設で猫を火葬・供養するメリットは以下の2つです。
- ペット霊園は地域に根差して運営しているので、実際に現地でペット葬儀を行った人からの評判が入手しやすい
- ペットを供養するための場所なので、気持ちを切り替るきっかけになる
デメリットは以下の2つです。
- 費用はその他の方法と比較して数千円~数万円程度高くなる
- 区画や墓石の形・デザインが制限される場合がある
近年ではペット霊園やペット火葬業者に頼んで火葬してもらうことは一般的になっています。そして最大の特徴は、人間の火葬のように手厚い供養を受けることができることです。
また、ペットを供養するということは、亡くなったペットだけではなく残された家族の心のケアという意味でもとても大事なことなんです。
家族同然だからこそ、猫も人間と同じように葬儀を行なった上で、骨を拾うところまで供養してあげたいですよね。
私は家の前で火葬車での個別葬儀をしました!車に装飾はなかったので、周りの人の目を気にすることなく葬儀ができました。それに、臭さや煙が気になるのかなと思ったのですが、実際は気にすることなく葬儀が行えましたよ。
土葬には注意も必要
自宅に庭がある場合は、そのまま遺体を土葬することが可能です。
特徴としては、昔から広く行われる葬送法であり、最も手間や費用がかからない方法になります。
猫の遺体を庭に埋葬した場合、環境次第では骨化するのに何年もかかってしまう場合があります。
猫の埋葬に関わる思わぬトラブルを防ぐためにも、住宅地では猫の遺体をそのまま庭に埋葬することは、できれば避けた方がいいかもしれません。
また、引っ越しの際には一緒に連れていくことができないことや、穴を深く掘らないとほかの動物に掘り起こされてしまう可能性があるという欠点もあります。
猫の遺体を河川、公園、山林など自宅以外の場所に埋葬することは
「不法投棄」とみなされる場合がありますので、気をつけましょう!
行政に任せる方法も
猫の遺体は、各自治体に引き取ってもらうことも可能で、比較的安い出費ですむことが特徴です。
しかし、自治体によっては一般廃棄物として扱われることや、遺骨の返却がないことなどが欠点です。
また、行政によっては「供養」ではなく「ごみ処理」の一環であるケースであるため、大切な家族であるペットを供養する方法としては、おすすめはできないです。
猫ちゃんの火葬の後は?
大切な愛猫を火葬した後の遺骨は、どのように供養したら良いか悩む方も多いことでしょう。
ここでは、猫の火葬後の供養の仕方について紹介します。
- ペット霊園で供養する
- 遺骨を手元に置いて供養する(手元供養)
- 遺骨を庭に埋葬する
- 散骨する
ペット霊園に入れてあげる
ペット霊園では、ほかのペットと一緒のお墓に埋葬する合同供養や、個別墓地、室内で供養をする納骨堂などさまざまな供養法が存在します。ご自宅ではお骨の管理が難しいという飼い主におすすめです。
費用はかかりますが、家族の一員である愛猫をしっかりお墓に入れてあげることができます。
ペット霊園によってさまざまなタイプがあるので、ご家族が納得できるペット霊園を探してみてはいかがでしょうか?
そばにおいておく
遺骨をそのまま家に置いて供養する方法を、手元供養と呼びます。
遺骨をそのままペット用の仏壇などに飾り供養をしても良いですし、遺骨の一部をペンダントなどメモリアルグッズやお守りにするのも良いですね。
いつまでも愛猫を身近に感じたいという方におすすめの供養方法です。
アクセサリーなんかは肌身離さず使えて、愛猫とのつながりを
感じることができる大切なものになりますね!
庭に埋葬してあげる
自宅に庭がある場合には、遺骨を土に埋めて自然に還す方法もおすすめですよ。
猫が好きだった場所に埋葬することで、いつも一緒にいるような感覚を持つことができます。
また、通販サイトなどでは、遺骨を入れるスペースを設けた墓石も販売されているようです。
引っ越しなどの予定がなく、長く傍にいることのできる方に適した埋葬方法になります。
散骨で自然に還してあげる
お骨を火葬業者に依頼してパウダー状にした後、海や山などに撒いて供養する方法もあります。
注意点として、他人の私有地や近隣の迷惑になるような場所は避ける必要があります。
散骨してしまえばお骨が手元に残らないため、気持ちの整理をつけられるという飼い主もいるようです。
お骨が残っていると生前の姿を思い出し、悲しい気持ちになるという方は散骨をご検討してみるのもいいですね。
大切な思い出を形に残しませんか?
猫が亡くなった後、愛猫との思い出を形にして残すことは、多くの人にとって慰めになるものです。メモリアルグッズを作ることで、猫との絆を永遠に繋ぐことができます。メモリアルグッズには様々な種類があり、一部を挙げると、猫の写真を使ったアート作品や、猫の毛皮を使ったブレスレットなどがあります。これらのグッズは、手作りすることもできますし、専門の業者に依頼することもできます。
どのような形にするかは自由ですが、大切なのは愛猫との思い出を形に残し、心の中でずっと大切にしていくことです。愛猫をいつもそばに感じていたい方は、メモリアルグッズを作ってみるのをおすすめします。