私が思うに、レジンという素材はまるで魔法のような力を持っています。というのも、透明な質感と自由に型取りできて自分のアイディアを形にできるからです!
この性質を使ったレジンアートが今、手作りアクセサリーや小物を制作するクリエイターたちの間で大きな注目を集めています。
この魔法の道具を使えば、キラキラと光り輝くジュエリーから日常使いできる個性豊かな小物まで簡単に制作することができます。きっとその魅力には誰もが虜になりますよ♪
この特集では、レジンを使ったハンドメイドの世界を深掘りしていきます。
レジンアートではどんなものが作れるのか、初心者からベテランまでデザインの参考になるようにまとめてありますのでみなさんがレジンアートを楽しむときに読んでみてください!
光と色が織りなす魔法の世界に足を踏み入れ、心躍るアイデアと創造力が交差する瞬間を体験してみましょう!
レジンの魔法に魅せられる世界が、ここから始まります。
- レジンとは何か
- レジンで作れるもの
- レジンアートに必要な材料
- レジンの使い方
レジンってどんなものなの?
レジンは日本語で「樹脂」という言葉で、ゴムなど自然界で取れる天然樹脂や人為的に合成して作る人工樹脂の大きく二つに分けられます。
レジンアートにおいてレジンという場合は人工樹脂を指し、この素材は透明で液体状で化学反応が起こることで固まります。
中でもよく使われるのがUVレジン、LEDレジン、エポキシレジンの3種類。この3つは硬化のさせ方が違うのでシチュエーションや作るものによって使い分けるんですよ♪
初心者でも扱いやすいので手作りアクセサリーや小物作りによく利用されていて、硬化までの時間や混ぜる割合など作り方に注意が必要ですが、練習を重ねて綺麗な仕上がりを目指しましょう!
レジンで作れるものは何がある?
レジンは透明度が高い性質を持っているので色んな色や模様を入れることができ、自分だけの作品を作ることができます。
型さえあればどんな形にもどんな大きさにもできるので、作れるものの幅もとっても広いんですよ!
SNSを見るとたくさんのクリエイターがいますが、その中でもレジンアートでよく作られている作品は次のようなものです。
- アクセサリー
- チャーム
- スマホケース
- オブジェ
- フォトフレーム
アクセサリー
レジンアートでの定番はやっぱりアクセサリーです!作品も小さくお手軽なので初心者でも簡単に作ることができますよ♪
硬化させたレジンに付けるパーツを変えるだけでピアス、ペンダントなど応用が利くのも良いポイントです。
今では100均に必要な材料がそろったキットも売っているので初めて挑戦する!という方は使ってみても良いですね(^^♪
Amazonだと豪華なセットも買えますね!
チャーム
チャームやキーホルダーもレジンアートで作りやすいです。アクセサリーに比べてサイズを大きくしやすいのでレジンの中に封入するパーツの幅が広がりますよ!
封入するパーツは乾燥していれば基本的になんでも大丈夫です。お花もドライフラワーや押し花にすればとじこめられますよ!
私は四葉のクローバーを押し花にしてレジンに閉じ込めてみました!
スマホケース
レジンを使ってスマホケースをアレンジする方法もメジャーです。
透明なスマホケースにパーツを並べて、レジンでコーティングすれば世界に一つだけのスマホケースができますよ!
パーツを並べる時にマニキュアのトップコートを塗っておくとパーツがずれずに安定しやすくなるのであると便利です。
ケースなのであまり厚みのあるものを付けることはしづらいのでレイアウトには注意しましょう!
オブジェ・フォトフレーム
アクセサリーやチャームよりさらに大きいモールドを使うとさらに作れる作品の幅が広がります。
ちょうどよいサイズのモールドがなければ、型取り剤を使えばモールドを自作することもできますよ!
プロポーズのバラをレジンで閉じ込めてリングピローを作ってくれるプロのレジンアーティストさんもいらっしゃいます。とってもロマンチックでオシャレですね♪
レジンでこんなものも!?
レジンアート上級者の中にはテーブルやギターをレジンで作ってしまう猛者もいます。
しかし、時間はかかりますが型さえあれば大きな作品でも作りやすいのがレジンの魅力です。
みなさんも慣れてきたら対策に挑戦してみてはいかがでしょう?
レジンは熱に弱いのでテーブルやコースターなど、高温になる環境で使いたい場合は耐熱性のあるレジンを使わないと柔らかくなったり溶けたりしてしまいます。
レジンでハンドメイドをするときに必要な材料
レジンを使えばいろいろなものが作れることがわかりましたが、実際にレジンアートをするときには何が必要なのでしょうか?
どのような作品を作りたいかによって多少変わるものの、共通して必要なものをまとめたので一緒に見ていきましょう!
- レジン液
- 着色料
- モールド
- 封入パーツ
- エンボスヒーター
- UV・LEDライト
- 手袋・マスク
- 工具類
レジン液
ハンドメイドで使うレジンは大きくUVレジンとエポキシレジンの2種類に分けられ、硬化する方法がそれぞれ異なります。
UVレジンはUVの名の通り、紫外線を当てることによって硬化します。また、派生した商品でLEDライトを当てることによって硬化するLEDレジンというものもあります。
これらのレジンは硬化する時間が数分と短くお手軽な反面、大きな作品が作りづらかったり品質によって硬化不良を起こしやすいという性質があります。100均などにも売っていて入門編としておすすめですよ!!
このUVレジンは質が良くて使いやすので私のイチオシです♪
もう1つのレジンがエポキシレジンです。このレジンはレジンと硬化剤という液体と混ぜることによって硬化します。
UVレジンと比較すると硬化に1日ほどかかりますが、大きな作品でも作りやすいですよ!
着色料
もともとは無色透明なレジン液ですが色を付けて使うことも可能です。その時はレジン用の着色料を使いましょう。
100均やインターネットでこちらも簡単に買うことができますよ!
もしちょうどよい着色料がなければアクリル絵の具で代用することもできますよ!
最初から色がついている色付きのレジン液も売っており、こちらはレジンと着色料を混ぜる手間が省けるので楽チン♪
モールド
レジンを成型するためにはモールドが必要です。モールドは100均やインターネットで買えるほか、型取り剤で自作することもできますよ!
シリコン製のモールドはやわらかくレジンと離れやすいので、硬化した後取り出す際に便利なのでおすすめです。
封入パーツ
レジンの中に閉じ込めたいパーツも事前に準備しておきましょう。
ビーズやラメなどのほか、花や葉をテーマに合わせて入れてもオシャレですね!
エンボスヒーター
レジンは粘度のある液体なので混ぜたり注いだりするときに気泡が入って抜けなくなってしまいます。
そのまま硬化させてしまうと透明度が下がってしまったり、表面がぼこぼこになってしまったりしてしまいます。
そこでエンボスヒーターという機械で温めることで粘性を弱くし、気泡を浮き上がらせます。
エンボスヒーターはドライヤーのような機械ですが、ドライヤーより高温で風が弱いものです。アマゾンでも簡単に購入できますよ!
つまようじでも気泡を取り除くことができますが、1つ1つ手作業でつぶさなくてはならないので手間がかかってしまいます…
UV・LEDライト
UVレジンやLEDレジンを使う場合はそれぞれ対応するライトを用意しましょう。
モノによって出力やサイズなどが違いますが、出力の大きくサイズの大きいもののほうが良いでしょう。
出力が大きいと素早く硬化でき、サイズが大きいと作品が大きくても硬化しやすいです。
このライトは出力が大きくサイズも大きいのでとても使いやすいですよ!
手袋・マスク
レジンアレルギーとは液体のレジンに含まれる化学物質に反応するアレルギーで、レジンアートの普及や歯科治療に使われるレジンによって症例が増えているそうです。
レジンは揮発性があり、大量に吸い込むとレジンアレルギーを起こしてしまう危険性があります。また、液体のレジンに触れることでも発症する恐れがあります。
揮発した成分を吸い込んだり液体のレジンに触れたりしないように、レジンを扱う際は手袋とマスクをしましょう。
手袋はニトリルゴム製のものでないとしみこんでしまうのでホームセンターなどで買ってくださいね!
工具類
作業をスムーズに進めるために工具類をそろえることも大切です。
特に、パーツを微調整するためのピンセット、レジンをとかすクリーナー、表面を磨くコンパウンドや耐水ペーパーなどを準備しておきましょう!
レジン液はどう使うの?
必要な材料がわかったところでそれぞれのレジン液の使い方を見ていきます!
硬化のさせ方が違うので使い方、気を付けることも変わってきますよね。
ここで確認して上手に使い分けられるようにしましょう!!
UVレジン
UVレジンを使うときは次の様な手順で使いましょう。
- モールドに注いでパーツを入れる
- 気泡を取り除く
- 紫外線を当てて硬化する
- モールドから取り出して表面を仕上げて完成
UVライトを当てる際に全体にまんべんなく当たるように工夫しましょう。
特に不透明のパーツがあったり作品が厚い場合は硬化不良を起こしやすいので気を付けてくださいね!
エポキシレジン
UVレジンを使うときは次の様な手順で使いましょう。
- レジン液と硬化剤を混ぜる
- モールドに注いでパーツを入れる
- 気泡を取り除く
- 1日ほど放置する
- モールドから取り出して表面を仕上げて完成
レジンを硬化させる化学反応は発熱を伴うため、たくさんのレジン液を硬化剤と一度に混ぜると発熱してしまいます。
エポキシレジンは熱に弱いので高温になると硬化不良を起こしてしまいます。
必要な量が多くても小分けにして混ぜるようにしましょう。
エポキシレジンはにおいが強いものが多いので換気をしっかりやりましょうね!
プロに依頼する
自分で扱うのが難しかったり心配だったり、ハードルが高い人もいるかと思います。
ハンドメイドの中でもレジンは扱いやすい素材なのですがやはり慣れていくには時間がかかります。
そんな時はいっそのことプロに任せてみてはいかがでしょうか?
インターネットを探してみると迷ってしまうほどたくさんのレジンアーティストの方がいらっしゃいます。
その中でもhappyresinさんはオーダーメイドのレジンアートを作ってくれる工房です。
私も以前ペットの毛を使ったピアスを作ってもらったときは、デザインの相談や進捗の報告など連絡を取ってくれたので大切なものでも安心して預けることができますよ!