雨が降りしきる中、私は涙を流していました。今までずっと一緒に過ごしてきたペットが亡くなってしまったのです。突然の別れは辛くて、胸にぽっかりと穴が空いたようでした。
しかし、葬儀もしないといけないしこのまま悲しみ続けるわけにはいきません。そんな時にふっと思いました。
「大切なペットをずっと身近に感じられるようになれないのかな」
それからはどんな方法があるのかたくさん調べました。そこで見つけたのがペットの形見をキーホルダーとして保存する方法です。これは形見を永遠に身近に感じるための魔法の鍵でした。
大切なペットの毛をキーホルダーに込めることで、いつも一緒にいられるという安心感をもらい、悲しみから立ち直ることができました。
この記事では、形見をキーホルダーにするメリットとどんなものが形見になるのかを解説していきます。
- ペットの形見をキーホルダーで残すメリット
- どんなものをペットの形見として残しておくことができるか
- ペットの形見(遺骨・遺毛等)を持ち歩くのは良くないことなのか
ペットの形見をキーホルダーで残すメリット
ペットの形見をキーホルダーで残すことで前向きに過ごしたり、常に身近に感じられたりするといったメリットがあります。
ここではもう少し詳しく、形見をキーホルダーにすることにどんなメリットがあるのか、形見を残さないとどうなるのかについてみていきますね。
捨てたり火葬したりしたら何も残らない
ペットの形見になるものを捨ててしまったり火葬して燃やしてしまったりすると何も残りません。残るのは楽しかったなという心の中の思い出と灰だけです。
「何を当たり前のことを…」と思っていませんか?実際、当たり前のことを言っています。しかし、こうは思いませんか?
「大切なペットの形見を残しておきたい」
「思い出を形に残しておきたい」
あなたが友達や家族、恋人と遊んだり旅行に行ったりすると写真を撮ると思います。それも思い出を形に残すという行為のひとつだと思いませんか?
私は形に残しておきたいという思いから形見をキーホルダーにして持ち歩けるようにしました。
キーホルダーにすると常に一緒にいられる
ペットの形見をキーホルダーにすることによって、常に身に着けられるので、一緒にいると感じられる安心感があります。
形見をアクセサリーにするというやり方もありますが、お仕事の関係や直接身に着けるということに少し抵抗があるという方もキーホルダーなら作りやすいのではないでしょうか?
カバンなどの持ち物につけやすい
ペットの形見をキーホルダーにしたものは、お気に入りのカバンや財布、お仕事で使うカバンなど、どんなものにもつけやすくなります。
「ペットと一緒にいたいと思っているけど遺骨をそのまま持っておくのは…」
そう感じる方に特におすすめです。シンプルなデザインや小さめにすると自分が普段から使っているものにもつけられるので、メイクポーチなどもいいかもしれませんね。
私の場合、形見で作ったキーホルダーは私のバッグに欠かせない存在になりました。
どんなものをペットの形見として残しておく?
ペットの形見として残しておくことができるものにはこのようなものがあります。
- 毛や羽根
- 遺骨
- 愛用品
- 足跡
これだけを見て何となくどんなものがいいのかがわかると思います。ここからはそれぞれがどんなものでどんな注意点があるのかを見ていきますね。
ペットの毛や羽根
ペットの毛や羽根はきれいで手軽に取っておきやすいものなので、それらで形見のアクセサリーを作るのがおすすめです。
ペットの毛や羽根はそれだけでもきれいなのですが、もっと美しく仕上げる方法があります。それはレジンで加工するものです。
レジンで加工して形見を作ると特におしゃれできれいに仕上がります。レジンは透明なので、余計な色や金具等が大切な形見の見た目を邪魔しません。
「レジンなら自分でも作れる気がする」
「業者にお願いすると結構な額するよね…」
そう思った方もいるのではありませんか?私も最初は思っていました。でも、最終的に専門の業者さんにお願いしました。なぜならこう思ったからです。
「形見をアクセサリーにして持ち歩きたいしきれいなのを残したい。」
「大切なペットのためならそれくらい全然出してあげられる。」
大切なペットの形見。少し予算をケチってきれいに仕上がらないと嫌ですよね。最初で最後の形見。ペットへの愛情表現の一つとして考えると業者にお願いするのも視野に入れてみると良いですよ。
ペットの遺骨
ペットの遺骨を形見として残しておくという方法もあります。遺骨は粉状にしたものをキーホルダーの中に混ぜるタイプのものや、カプセル型のネックレスの中に遺骨を保管するアクセサリーにするタイプが多くあります。
どちらにしても、遺骨を加工して残すときには火葬を行った後にキーホルダーにする用の骨を取り分けておく必要があるので注意しましょう。
葬儀方法も個別葬儀を選ぶようにしなければなりません。合同葬儀だと遺骨をとれなくなってしまいます。
もし、遺骨をキーホルダーよりもネックレスにしてみたいと思った方はこちらの記事を参考にすると良いですよ。
遺骨のネックレスってどんなもの?種類は? 遺骨でネックレスを作ることはなかなかないため、このように思う人も多いでしょう。「遺骨のネックレスがどんなものなのかわからない…」「どんな種類のネックレスがあるの?」 …
ペットの愛用品
ペットの毛や遺骨といった体の一部でなくても形見にすることは可能です。ペットが好きでよく使っていたおもちゃや水を飲むお皿など、愛用品を形見として残しておく方法もあります。
既に毛や遺骨などが手元にないという場合は愛用品を形見として残しておくのもおすすめです。ただし、モノによっては加工して残しておくことができないものもあります。
「何を残すか迷っているけどこんなものに加工して残したい」というのが決まっている方は業者の方と相談しながら決めていくと良いでしょう。
ペットの足跡
ペットの足跡を形見として取っておくという方法もあります。足跡をとるためにはペットが亡くなる前から準備しておくといいのですが、亡くなった後でもできないことはありません。
「亡くなった後の方が動かないから楽にできそうなのに…。」
そう思う方もいるでしょう。でも、こういう考え方もできます。なかなかうまくいかない中、ペットの足跡をとるということを想像してみてください。
「あの時、全然足を思ったところにおいてくれなくて…」
なかなかすぐにうまく足跡をとることができないかもしれません。しかし、それもまた素敵な思い出です。
ペットの足跡をとって形見を作ったり普通に飾ったりもしつつ思い出も新しく作れる。ペットの足跡は亡くなる前からとるようにするのがおすすめですよ。
ペットの形見(遺骨・遺毛等)を持ち歩くのは良くない?
ペットの遺骨や遺毛を持ち歩くことに抵抗があるという方は多いのではないでしょうか?しかし、形見を持ち歩くことには何も問題はないというのが結論です。
もちろん、遺骨や毛などを持ち歩くことやアクセサリー・キーホルダーに加工することをあまりよく思わない人もいるでしょう。でもよく考えてみてください。大切なのは自分の気持ちです。
「大切なペットへ愛情と感謝を伝えたい!」
「ずっとそばにいたい」
そんな思いを他人から少し言われたくらいで忘れることは出来ません。
私も形見を加工したときに周りの人からそれってどうなの?みたいな意見をもらいました。でも大事なのは自分の気持ちだと気づいてキーホルダーを作成して本当によかったと思っています。
ペットの形見をキーホルダーにして思い出を形に残そう
ペットの形見をキーホルダーにすることで、思い出を形に残したり持ち歩きやすくなったりします。シンプルなデザインで小さめにするとどんなものにもつけやすくなるのでおすすめです。
大切なペットの形見を残すことで前向きに過ごすことができたり常に一緒にいられる安心感をええることができます。もちろん人にはよりますが…。
私はキーホルダーにして大満足でした。これまでにあげてきたようなメリットとあなたの感情、私の経験などをもとにどんな選択をしたらいいかしっかりと考えるようにしてくださいね。