固まったレジンの剥がし方!

レジン作品を作っていて机や容器にレジンが固まっていることはよくありますよね?
また、失敗した作品を溶かしたいと思う方も多いのではないかと思います。

固まったレジンを溶かしたことがない方
どうしても付着したレジンが取れない方へ、今回は固まったレジンを剥がす方法を紹介していきます。

記事の中でも紹介しますが、レジンは肌に触れるとアレルギー反応が出る場合があるので、注意点も合わせてしっかりと理解しましょう。

この記事で分かること
  1. レジンの種類と特徴
  2. レジンを剥がすのに必要なもの
  3. UVレジンの剥がし方
  4. エポキシレジンの剥がし方

あやぽん

     

30代のweb系OL、ペット(フェレット)を10年飼っていて最近お迎えが来てしまい落ち込み気味。。。そのことをキッカケに愛するペットの形見を残したいと思い、調べるうちにレジンアクセサリーにたどり着き、ハッピーレジンで形見アクセサリーを注文。ハッピーレジンの職人さんの対応や志に感動をして「レジンという形で思い出を残せる」発信をブログで始めることにしました。

レジンの種類と特徴

レジンとは人工の樹脂のことで、プラスチックです。
歯科では歯の詰め物として使用されることが多いのですが、近年では「UVレジン」「エポキシレジン」など手軽に扱うことができるレジンで趣味でアクセサリーをつくる方も多いです。

まずは、この2種類のレジンの特徴を紹介します。

  1. UVレジン
  2. エポキシレジン

UVレジン

UVレジンとは、UVライト(紫外線)を当てるだけで固まる樹脂のことで、初心者でも手軽に作品をつくることができます。日光やUVライトに当てない限り固まらないので加工がしやすいです。また、エポキシレジンに比べて気泡ができにくいことが特徴です。
一方で紫外線が届かないところは固まらないため、作るものはなるべく小さく、薄いものに限定されます。

エポキシレジン

エポキシレジンとは、主剤・硬化剤の2液を混ぜて化学反応により硬化させる樹脂のことで、硬化すると非常に透明度が高くきれいなのですが、2つの液を計量して混ぜて使用するなど扱いがやや難しく、UVレジンと比べて気泡ができやすいことが特徴です。

UVレジンの剥がし方

UVレジンは紫外線で固まるものと、LEDライトで固まるものがありますが、どちらにも使えるので安心して試して下さい!
では、準備するものから手順を紹介していきます!

準備するもの

  1. 除光液
  2. レジンクリーナー
  3. ニトリルゴム製の手袋

手袋はつけなくても大丈夫ですが、レジン液が手についてしまうとアレルギーが出てしまう可能性があります。完全に硬化したレジンは触っても安全ですが、液の状態だと危険ですので手袋は用意したほうが良いでしょう。
また、普通の使い捨て手袋ではなく、レジン液を通さないニトリルゴム製の手袋を使いましょう。

UVレジンを剥がす手順

  1. ティッシュにクリーナーを少量つける
  2. レジンのついた物や場所を拭く

容器にレジン液が付着している場合はティッシュで拭き取った後、容器にクリーナーを少量かけて乾いたティッシュで拭き取ってください。

おすすめのレジンクリーナーはこちらです

また失敗したレジン作品を溶かす際には次の手順でレジンを溶かすことができます!

  1. ジャムの空き瓶などに除光液を入れる
  2. 失敗したレジンを除光液の入った空き瓶に浸す
  3. 2日〜1週間放置する

放置する期間は作品の大きさによって変わります。
また、蓋付きの空き瓶であれば蓋を閉め、1日に1回で良いので振ってあげて、溶け具合を確認しましょう。

除光液の選び方

除光液は主に2種類あるんです。

  1. アセトンタイプ・・・アセトンが入っているタイプ
  2. ノンアセトンタイプ・・・アセトンが入っていないタイプ

アセトンとは化学物質のことで、ノンアセトンタイプは化学物質が入っていないので肌に優しいのが特徴です。しかし、ノンアセトンタイプはアセトンが入っていない分レジンを溶かす力が弱いため、レジンを溶かす際はアセトン入りの除光液を使いましょう。

おすすめのアセトンタイプの除光液はこちらです

エポキシレジンの剥がし方

UVレジンの場合、ある程度レジン液が固まってしまっていても溶かすことができますが、UVレジンと違って、エポキシレジンは一度硬化してしまうと、基本的に溶かすことはできません。

なので、エポキシレジンを溶かす時はレジンの耐熱温度(ある温度を超えると物質が変形しやすくなる性質)を利用して柔らかくしてから剥がします。

それでは、準備するものから説明していきますね。

準備するもの

  1. エンボスヒーター
  2. ペンチかピンセット

エンボスヒーターが用意できない場合はドライヤーでも代用できますが、ドライヤーでは少し時間がかかるかもしれません。

エポキシレジンを剥がす手順

  1. エンボスヒーターを使ってレジンを温める
  2. 柔らかくなったらペンチやピンセットで剥がす

エンボスヒーターの温風はとても熱くなるので温める際は気をつけてください。
また、温めている時は煙が発生する場合があるので、換気をするや、マスクをつけるなどしてできるだけ吸わないようにしてください。

レジンを温める時はエンボスヒーター

エンボスヒーターとは、小型のドライヤーのようなものです。
ドライヤーの60度~140度の温風に比べ、エンボスヒーターは250度までの温風をピンポイントに出すことができます。

エポキシレジンで作品を作っている方や作りたい方はこういったレジンを剥がす際にはエンボスヒーターを持っていれば、溶かす時間や掃除の時間が大きく短縮できますので、一度考えてみることをおすすめします。
また、エンボスヒーターはレジン液にできた気泡を消すこともできるのでとてもおすすめです!