最愛のペットとの時間は思い出すと本当に癒しの時間でしたよね。じゃれ合って遊んだり、一緒に寝たり…。そんな幸せな思い出をこれまでに作ってきました。
しかし、そんな生活は今やできなくなってしまいました。飼っていたフェレットが亡くなってしまったからです。心にぽっかりと大きな穴が開いたような気がしました。
大切な家族・心の支えがなくなった…。
ペットが死んでしまった後はどうしたらいいの?
どんな動物だとしてもペットを失った時の悲しみや疑問は同じです。ずっと悲しんではいられません。そのままにしておくことは出来ないし、大切なペットのために葬儀をしてあげたい。
そこで何をしたらいいのか。私はそれが分からず、ペットとの最後の時間をゆっくり過ごすことができませんでした。あなたにはそうなってほしくありません。
大切なペットに寄り添って過ごしてあげてほしいです。私がペットを失った悲しみをどう乗り越えたかも参考にしてみてください。
- 愛犬を安置する際の流れ
- 安置の際に必要なもの
- 安置の期間の目安
- 愛犬が亡くなった後に必要な届け出
- ペットを失った悲しみを乗り越える方法
- 愛犬をアクセサリーにする際の注意点
大切な愛犬の死後は安置してあげよう
大切な愛犬の死後は適切に安置してあげるのが大切です。亡くなったからといってすぐに葬儀をおこなえるとは限りません。
私の場合はフェレットが亡くなってしまったけど、仕事にもいかないといけないし葬儀業者もすぐに手配できたわけではありませんでした。
皆さんも大切なペットの犬が腐敗してしまうとこなんて見たくないですよね?そうなってしまわないためにもしっかりと冷やして安置してあげるようにしましょうね。
愛犬を安置する際の流れ
- 死後硬直が始まる前に姿勢を整える
- 愛犬の体をきれいにしてあげる
- 保冷剤等が直接触れないようにしながら冷やす
- 葬儀を行うまでお別れまでをゆっくりと過ごす
- 葬儀の手配をする
死後硬直が始まる前に姿勢を整える
愛犬が亡くなった直後は、まだ死後硬直が始まる前の段階です。もし既に体が硬くなってきていると死後硬直が始まっているサインになります。
もし足がピンっとのびてしまっていたり、楽な姿勢になっていなかったりしたらかわいそうですよね…。そうならないためにも早めに姿勢を整えてあげるようにしましょう。
私の場合、飼っているのは犬じゃなくてフェレットでした。亡くなったときにはどうしていいか全然わからなくて…。焦って結局後硬直が始まってしまいました。
その時の様子がしんどそうに見えてかわいそうという思いが今でも強く残っています。皆さんにはそんな思いをしてほしくありません。
死後硬直が始まる前に楽な姿勢に整えてあげるようにしましょう。
愛犬の体をきれいにしてあげる
死後硬直になったら次はその硬直が解ける時が来ます。体の力が抜けていくので、体液や糞尿が出てきてしまいます。
汚いと思ってしまうかもしれませんが、最後なので丁寧にきれいにしてあげてくださいね。
やさしく拭いて毛並みを整えましょう。ガーゼやタオルを用意しておくようにすることが大切です。
保冷剤等が直接触れないようにしながら冷やす
ペットが亡くなったらご遺体を保冷剤やドライアイスでしっかりと冷やしてあげましょう。ご遺体を冷やしてあげないと腐敗が進んでしまう可能性があります。
一般的な家庭では保冷剤くらいしかないと思いますが、必要に応じてドライアイスを用意するのも考えておきましょう。このドライアイスは翌日配送ですぐに届く上に薄型で使いやすいのでおすすめです。
葬儀を行うまでをゆっくりと過ごす
葬儀を行う際には、ペット葬を行っている業者に連絡して葬儀の内容やいつ行うのかを決めなければなりません。すぐに葬儀をしようとしてもできない可能性があります。
私の時は、自分の予定と葬儀業者の関係ですぐに行うことは出来ませんでした。
葬儀を行うまでの時間は大切なペットと一緒に過ごすことができる最後の時間です。
思い出を振り返りながら最後をゆっくり寄り添って過ごしてあげてくださいね。火葬をしてしまうともう元の姿を見ることは出来ないですから…。
葬儀の手配をする
安置をしたらペット葬に対応している業者に連絡して葬儀の手配をしましょう。
「でも、どんな葬儀業者がいいの?」
「どうやって選んだらいいの?」
そんな疑問が出てくると思います。私が葬儀を手配するときも同じようなことを思っていました。そこで、私なりの葬儀業者を選ぶポイントをあげてみました。
- 自分の家から近いもの
- お客様の声
- 価格
- 施設の清潔感
- スタッフの対応
どんな葬儀業者がいいかに悩む人は多いと思いますが、これらの項目を参考に判断してみてくださいね。私はペット110番にお願いをしました。葬儀の流れや料金が分かりやすくておすすめです。
どこに連絡したらいいのか、何をしたらいいのかを分かっていないと、
「バタバタして思い出に浸れなかった…。」
「何をしたらいいのかわからなくて最後なのに寄り添ってあげられなかった…。」
こうなってしまう可能性が高くなってしまいます。
私はどこに連絡したらいいのか、何をしたらいいのかが分からず、寄り添ってあげられませんでした…。
あなたにはそんな思いをしてほしくありません。
しっかりと何をしたらいいのかを知って、大切なペットとの時間を過ごせるようにしましょう。
愛犬を安置するために必要なもの
愛犬を安置してあげないといけないことは分かった。
で、そのためには何を準備しないといけないの?
何か注意しないといけないことはある?
そう思ったあなた。こちらの4つを最低でも準備してあげましょう。
- 段ボールや棺等の愛犬が入る箱
- タオル
- ガーゼ
- ドライアイス・保冷剤
ご遺体が外気に触れてしまうと傷んでしまうので、タオルはご遺体に巻いてあげましょう。ドライアイスや保冷剤もご遺体が傷まないように冷やしてあげるために使います。
愛犬の死後硬直が終わった後に体液や糞尿が出てきてしまう可能性があるため、ガーゼで拭きとってきれいにしてあげてくださいね。
愛犬の好きだったおもちゃやおやつ、思い出のお花を添えてあげるのもおすすめです。
愛犬の死後2日~3日を目安に葬儀をしよう
愛犬の死後2日~3日を目安に葬儀を行うようにしましょう。ご遺体の腐敗が進んでしまうからです。
「仕事もあるしすぐに葬儀ができなさそう…」
「葬儀業者となかなか日程が合わなかった…」
そう思っている方はいませんか?私はそうでした。
私はフェレットを飼っていたのですが、お仕事等の関係ですぐに葬儀を行うことができませんでした。
大切なペットの最後です。あなたはペットとできるだけ一緒にいて腐敗が進んでしまう前に葬儀をしてあげるようにしてくださいね。
愛犬が亡くなった後にしなければならない届け出
愛犬が亡くなった後には死亡届をしなければなりません。
・死亡届はどこに提出しないといけないの?
・死亡届に必要なものはある?
・死亡届の期限は?いつまでにする?
・死亡届をしないとどうなるの?
そんな疑問が湧いて出てくるのではないでしょうか?この記事にたどり着いてラッキーです。すべて解決します。
私も、死亡届が必要という記事を見つけて「え、私もしないといけない!」と焦りました。
私が飼っているのはフェレットだったので、結局死亡届は提出しませんでした。
死亡届を提出する場所
愛犬が死亡してしまった際には死亡届が必要になりますが、これは犬の所在地を管轄する市町村長に届け出なければならないとされています。(参考:狂犬病予防法)
具体的には、保健所の生活衛生課や福祉政策課などへ届け出をするようにしましょう。
死亡届に必要なもの・準備物
死亡届を提出する際には届出書の他に「鑑札」と「注射済票」の2つが必要になります。
もし鑑札をなくした場合は動物愛護センターの窓口や保健所衛生課の窓口などで再交付の手続きをすることができます。大体1,600円ほどかかります。
提出する書類にはこのような情報も記載しなければなりません。
- 犬の飼い主の情報(住所・氏名・電話番号)
- 犬の所在地
- 犬の種類・毛色
- 生年月日
- 名前
- 登録年度及び番号
- 死亡年月日 など
様々な情報が必要になります。どんな情報が必要なのかは地域によって異なるため、あなたが住んでいる地域でどんな情報が必要なのかを調べるようにしましょう。
死亡届を提出する期限
愛犬の死後30日以内に死亡届を提出するようにしましょう。(参考:狂犬病予防法)
「死亡届をするのを忘れてしまっていた。」
「死亡届をしないといけないのを最近知ったけど期限切れだった。」
そうなっている方もいるのではないでしょうか?私が調べたところ、死亡届は7日以内!というような情報も見られました。
「ああ、7日以内なんだ!」とか「あれ?30日じゃなかったの?」と思ってしまいますよね。この7日というのは「人」の場合で「犬」の場合ではないことに注意が必要です。
死亡届をしなかったらどうなるの?
死亡届を提出しないと、注射の案内が毎年届けられてしまいます。しかしそれだけではありません。
狂犬病についての法律に違反したことになり、罰金が科されてしまいます。死亡届を忘れずに提出するようにしましょう。
愛犬との思い出をアクセサリーにして持ち歩こう
愛犬との思い出はアクセサリーにするのがおすすめです。私はフェレットを飼っていましたが、毛を残してハッピーレジンさんでアクセサリーにしてもらいました。
実際に自分がアクセサリーにして感じたメリットにはこのようなものがあります。
- メリット①常に一緒にいられる
- メリット②気持ちの整理がつく
- メリット③おしゃれと愛犬への思いをどちらも表現できる
- メリット④思い出を形にできる
メリット①常に一緒にいられる
アクセサリーにすることで、どこへ行くにも一緒に行くことができます。シンプルなデザインで使いやすいのでずっと肌身離さず持っています。
お家に置いておくものでも、家に帰ればペットと過ごすことができますし、キーホルダーならカバンにつけられるし…。愛犬の一部を残しておくと何らかの形にして残しておけるのでお勧めですよ。
メリット②気持ちの整理がつく
これは人によって大きく変わるところではあるかもしれませんが、私の場合は常に一緒にいられる、思い出を持ち歩けると考えると気持ちの整理がつきました。
もちろん、ずっと引きずってしまうという方もいるかもしれませんが、気持ちの整理がつくという方はアクセサリーにしてしまうのがおすすめです。
メリット③おしゃれと愛犬への思いをどちらも表現できる
アクセサリーを作ることで愛犬を大切に思っていることを表現することができますし、おしゃれなものも多いので、普段の生活でもおしゃれを楽しむことができます。
アクセサリーの中には、遺骨をネックレスの中に入れるタイプのものもありますが、普段の生活や遊びに行くときにも使えるようなシンプルさ・おしゃれさを求めると良いですよ。
メリット④思い出を形にできる
大切な愛犬との思い出を形に残すことができるのは大きなメリットです。
あなたも友人や彼氏・彼女、夫婦でお出かけをした際に思い出を形に残したことはあるのではないでしょうか?
・写真を撮る
・プレゼントをする
・何かを一緒に作る
形は違いますが、思い出を形に残したことがある人がほとんどです。しかも、それを後で見返すなんてことをしている人も多いはずです。
それと同じように、愛犬との思い出も形に残せるアクセサリーはおすすめですよ。
愛犬を死後にアクセサリーにする際の注意点
愛犬を死後にアクセサリーにする際の注意点は何をアクセサリーにするかによって異なります。それぞれの場合に分けて解説しますね。
愛犬の骨を使ってアクセサリーにしたい場合
愛犬の骨(遺骨)を使ってアクセサリーを作りたい場合、納骨をする前に使いたい骨を取り分けておかなければなりません。
埋葬した後だと、お墓を一回あけて取り出さないといけないため、手続きが必要になります。そのため、先にアクセサリーにしたい骨を取り出しておくようにしましょう。
アクセサリーにどの骨を使うかは決まっていません。小さめの骨の方がペンダントに納めたり加工したりしやすいです。ただし、小さすぎると足りなくなる可能性があるので注意してください。
愛犬の毛を使ってアクセサリーにしたい場合
愛犬の毛を使ってアクセサリーにしたい場合は、火葬をする前に毛を何本か残しておくようにしましょう。当たり前ですが、火葬をしてしまうと毛がなくなってしまいます。
毛を残す際には小さな袋等に入れてなくさないように気を付けてくださいね。